クトゥルフさんとの戯れ その2

(※はじめの方は録音がないためかなり適当です)

GM 「夜が明けました. 皆さんに残念なお知らせです. 村へ続く唯一の道が土砂崩れによって塞がってしまったということが宿の主人から伝えられます」
羽川「閉じ込められた?」
GM 「一応, 本日中には重機が来るらしく, 明日には帰れそうです」
工藤「明日まで生き残れれば・・・. でも, もうレポート的には調べることとか無いんじゃないですか?」
羽川「もうちょっと図書館とか調べようよ」
工藤「うーん, 個人的にはレポートはもういいんで, この胡散臭い宿の主人を調べたいんですよねぇ. 出ていったふりして『隠れる』で宿にいようかな」
羽川「あー, でも『隠れる』ならこっちの方が高いよ」

しばらくの話し合いの後, 羽川が宿に残り, レポートを進めるための図書館組(あきんど・八潮)と, 暇そうな小中学校組(工藤・剛田・多田)に分かれることになりました.

GM 「さて, 宿を出発する皆さん, 『目星』か『聞き耳』でロールお願いします. 成功した人には子供の笑い声が聞こえます. 周りに子供はいないように見えます」
工藤「怖い・・・」

GM 「では, 小中学校組から進めていきます. 小学校・中学校ともに現在は廃校になっているため, 人の姿はありません. 長らく使われていないこともあり, かなりくたびれた印象を受けます」
工藤「小学生いないなら来た意味ないな・・・」
GM 「さて, 皆さん『幸運』で判定お願いします」
多田「成功です」
GM 「では, 皆さんが小学校をぶらぶらしているとこけし屋のおじさんが通りかかります. 『こんなところで何をしてるんですか? ここはもう使われてないですよ』」
多田「なんか全然子供いないっすね. いつ頃からいなくなっちゃったんですか?」
八潮「すごい, 多田が聞き込みをはじめたぞ」
多田「さすがに昨日からこれだけ怪奇現象おこれば気になるよw」
GM 「こけし職人のおじさんが答えます. 坂井村はずっと過疎の一途を辿っているんですが, その原因となった昭和20年ごろの太平洋戦争のときに一気に子供がいなくなりました. おじさんは戦争で子供がたくさん亡くなってしまったと悲しそうに語ります」
工藤「今, 何年なんですか」
GM 「2010年ぐらい」
剛田「小学校が最後に使われていたのは?」
GM 「20年から30年ぐらい前ですね」
多田「では一気にゼロになったわけではないのか」
工藤「卒業した子供はどうなったんですか」
GM 「基本的にこの村にいます」
多田「うーん, 泣きこけしの歌ってなんなんですか?」
GM 「こけし職人のおじさんの先代から教わったもので, 泣きこけしを作るには必ず歌わなければいけないと言われています. 物凄く体力を必要とするためこのおじさんはあまり泣きこけしを作りたがりません」
工藤「何か気になるなぁ・・・. 昨日, 霧は見ましたか?」
GM 「おじさんは特に見ていないと答えます」
工藤「心理学で嘘をついていないか判定します」
GM 「工藤さんはひぐらしの鳴き声に気を取られてこけしおじさんの顔をよく見れませんでした」
一同「ファンブルw」
工藤「みんな! ひぐらしがうるさいぞ」
八潮「あの高校生探偵使えないw」
工藤「じゃあ僕らは小学校を探検します」

GM 「では, 舞台を役場に移します」
あきんど「図書館で本を借りに来ました. 図書館使っていいっすか」
GM 「いいっすよ. 何調べます?」
あきんど「レポートに使えそうな村の歴史を調べます. 『図書館』89で調べます」
八潮「俺の『図書館』は25だ」
あきんど「成功です」
GM 「判定に成功したあなたは二つの情報を手に入れます. 昭和20年の9月1日に戦災者が出ています. 坂井村近辺での被害は非常に大きく, 坂井村では防空壕が崩落しました. 避難中の疎開児童30名が死んでいます」
羽川「ああ疎開先だったんだ」
GM 「はい. もう一つ昭和21年8月20日, 坂井村で神隠しが起こります. 村民23名が行方不明. 全員20歳に満たない未成年です. 警察は組織的な誘拐の可能性を示唆して村民に呼びかけています. 当然未解決です」
八潮「防空壕の場所について調べます. (コロコロ)失敗」
GM 「検討違いの場所を探してしまいます. あと調べられるのは1回ずつです」
あきんど「なぜこけしがこの村の伝統になっているか調べます」
工藤「あきんど優秀だなぁ」
あきんど「ファンブルですw」
工藤「褒めた途端これかよw」
GM 「ファンブルしたあなたは本を崩してしまい, 八潮さんの探索する時間は亡くなってしまいました. これで大体昼頃ですね」
工藤「では, 集合場所に行くか. そろそろ宿に行かないと羽川さんが死んじゃうかも」
GM 「ああ, 羽川さんは3時間ぐらい膝を抱えて待機してました. 何も起こっていません. 今11時過ぎぐらいです」
八潮「みんな宿に集合で」

工藤「じゃあ情報を共有しましょう」
あきんど「昭和20年に戦争があって, 外から来た疎開児童が30人死んだ. そして, その翌年に神かくしが起こった」
八潮「神隠しが起きたのは何日だっけ」
GM 「8月20日ですね」
八潮「近い・・・」
あきんど「帰りたい・・・」
羽川「地元の子供が死んだって話はあった?」
八潮「村人の子供が死んだかは言ってない」
羽川「口減らしのためにこけしを作ってるんじゃなかったっけ?」
八潮「それはただのこけしの由来. 知識ロールでこけしは一般的に口減らしのためとわかった. なんだけど, お祭りで供養のためと口走った奴がいる」
工藤「これについて, こけし屋の親父を追求したけどはぐらかされた. でも, この戦災の話をはぐらかすのは不自然なんですよね. これを隠す必要は無いから他に隠してることがあるはず. あと, あの親父は霧を見てないと言い張っている. これも追求しようとしたけど, ひぐらしがうるさくてわからなかったw」
八潮「レポートとしては, 泣きこけしの始まった時期が欲しい. 好奇心的にはお祭りの由来とか知りたい. 図書館を調べきってないからもうちょっと漁れば何か出てくるかも. 図書館は結構難易度高いから能力が高い奴が行く必要あるんだよなー」
羽川「心理・博物・生物・コンピューターが75以上あります」
八潮「重機械操作なんかじゃなくて図書館を取っておけばよかった」
剛田「広場で祭に関する聞き込みも必要だと思う」
工藤「そういえば, この宿にこけしってあるんですか?」
GM「飾ってますよ. カウンターの裏に」
工藤「それは泣きこけしですか?」
GM「違いますよ」
工藤「この村では泣きこけしはあまり飾らないんですか?」
GM「全員, 目星ロールお願いします」
剛田「成功です」
GM「成功したあなたは泣きこけしがあまり飾られてないのに気づきます. 少なくとも今まで通ったところに泣きこけしは見かけていません」
工藤「名産なのに飾らないんですか?」
GM「泣きこけしは作るのに体力がいるのであまり作られないんですよ」
八潮「俺ら簡単に作ったのにw」
GM「あと最近, こけし職人が一人亡くなっておりもう一人しかいません. それでこけしを作れる量の絶対数が少なくなりました」
工藤「なんなら僕の泣きこけしを飾りますか?」
GM「それなら店の主人は『ください』と嬉しそうです」
工藤「じゃあ僕のださい泣きこけしをあげます」
多田「泣きこけしを理由をつけて放棄しやがったw. 何かに感づきつつある」
GM「宿でこれ以上何かしますか?」
多田「主人は神かくしについて何か知りませんか?」
GM「話した以上のことは知りませんね」
八潮「こけし屋はやめて雑貨屋のおばちゃんに聞きに行く? こっちは神隠しのときに生まれてる可能性があるぞ」
多田「まぶしそうに目を細めて怪しかったしなw」

方針がなかなか定まらないパーティー. レポートを書くべきか? 心霊現象を追うべきか? で右往左往していました. ここで業を煮やしたのかGMから新たな情報が

GM「多田さんはさっき小学校に行きましたよね? 『目星』ロールお願いします」
多田「成功」
GM「成功したあなたは広場にギターの舞台を設置してくれる筈だったのが, 広場にそんな様子が全くないことに気づきます」
全員「うおー!」
多田「ぷるぷるぷるぷるぷる(怒りにふるえる). ちょっとクレームしにいく必要があるようだな. 俺は広場の連中にわからせてくるわ」
剛田「広場では怪しい行動をしていないからマイナス補正がかからない. 聞き込みやるなら広場が一番よさそう」
八潮「値切ったことがあるやつは敵だからなw」
工藤「ミュージシャン一人じゃだめ?」
八潮「ミュージシャンはこれから俺らとは違うミッションに入るからw」
工藤「僕も広場へ行きます」
あきんど「じゃあ残りのメンバーでこけし工房と図書館に行きます. あきんどと羽川が図書館. こけし工房へは八潮と剛田で」

GM 「では, まず図書館から処理します」
羽川「図書館に言って役場の人に『神かくしについての資料があるか』訪ねます」
役場「さっきあきんどが探していたような資料を提示されます」
羽川「役場の人は特に何もしらない?」
GM 「そうですね」
あきんど「心理学でチェックしましょう」
GM 「では, 嘘を言っているようには感じられませんでした」
羽川「その人の年齢は?」
GM 「40ぐらいです」
あきんど「神かくしについて聞いたことあるか訪ねます」
GM 「新聞記事ぐらいですね」
あきんど「僕達こけしについてのレポートを作成に来たんですけど、それについて役立ちそうな情報を紹介してください」
GM 「泣きこけしは水樹という名の特別な木を使っており, それが故に水子の供養に用いられています. このあたりには名産品として水樹がたくさん生えています」
八潮「水子の供養に泣きこけしを使ってるのは事実なの?」
GM 「事実です」
あきんど「では, 泣きこけしを何時頃作り始めたか調べられますか?」
GM 「昭和20年頃からです」
あきんど「戦災があったころかー」
羽川「由来はわかりますか」
GM「本には書いていません. 祭で流すという事はわかります. そもそも本日行われる祭は水子の供養のために行われている祭です. そのときに戦災でなくなった子供を供養するために泣きこけしを30体作って流すという習慣があります」
あきんど「爆撃は本当にあったんですか?」
GM 「爆撃があったという事実は言い伝えでのみ残っています. そして次の年には神かくしがおこっています」
あきんど「うーん、怪しい」
工藤「神かくしは本当にあったのかなー。他に原因があるんじゃないか疑ってしまう」
多田「俺はオカルトを結構信じてるけどな」
羽川「この村にいるのはだいたい40台から60台ぐらい?」
GM 「そうですね」
羽川「それより上の人はいない?」
GM 「雑貨屋のおばあちゃんとか広場で作業している人の中にそれ以上の人がちらほらいます」
羽川「さすがに子供が一人もいないのはおかしくない? 例えば村の年ごとの人口統計情報とかありますか?」
GM 「出生率がだんだん減っていることが役場の人に教えられます. また若者がこの村に定着しなくて出て行ってしまうと伝えられます」
羽川「子供がいなくなったのはわりと最近?」
GM 「もうちょっと古いですね。小学校が廃校になっていることからもわかるように, ここには子供は残れないんですよ. だから小学生ぐらいの年齢になったらみんな外に出します. だから10年ぐらい前からいないんですね」
あきんど「盆なのに帰ってこないなんて薄情だなー」
羽川「盆じゃん!なんで帰ってこないの」
GM 「なんででしょうねー」
工藤「僕らも帰ってませんけどねw」
あきんど「毎年のことですか」
GM 「そうですね」
羽川「正月もこない?」
GM 「正月はきます」
羽川「生きてはいるのか」
八潮「神かくしがあった時期のそばには帰ってこないか」

GM 「では次こけし屋で」
八潮「先代の人って今何してるんですか?」
GM 「こけし職人は顔を曇らせて答えます. 先代は泣きこけしを作るのを最近まで手伝ってくれていたんですが今年の頭くらいに老衰で亡くなってしまいました」
八潮「お詫びにもう1個こけしを作らせて頂きます」
GM 「こけし職人は喜んで隣の部屋につれていってくれます」
剛田「原料はどこからとってくるんですか」
GM 「この辺りに群生しています」
剛田「いつ頃から泣きこけしを作っているんですか」
GM 「昭和20年ごろからです」
八潮「実際に泣きこけしはどれぐらい作ってます?」
GM 「基本的に毎年30本作っていました. 今年は先代もなくなり, 私も衰えてしまったので全然数が足りてません」
全員「おおおお, やべー!」
剛田「今, 何個ぐらいなんですか」
GM 「2個」
全員「やるきねーw」
八潮「そりゃ先代も死ぬわ」
多田「俺らの方が作ってるよw」
GM 「もう30本作るのは無理だと思って心が折れてますね」
八潮「じゃあ俺手伝いますよ。機械修理得意なんでw」 
GM 「今から作ると夜になりますよ」
八潮「何時集合?」
工藤「6時には祭なんで4時ぐらいにはみんな来て欲しい」
八潮「じゃあ4時まで作ります? 4時までだとどれぐらい作れますか?」
GM 「精神力使いきれば6本ぐらいかなぁ」
八潮「じゃあ4本ぐらい作るんで多田の分と工藤の分2本タダでください」
剛田「僕も同じだけ作ります」

GM「ちょっと現在の泣きこけしの場所を確認します. 持ってる人が八潮・剛田・あきんどですね. 後, 宿に1本」
あきんど「今何時ぐらいですか?」
GM「図書館組は14時半ぐらいです. こけし工房組もとりあえず14時半まで行動しましょう. こけしを2本を作ってください」

工藤「じゃあそろそろクレーム組でw」
多田「お前は冷静になれよw」
GM 「はい, お願いします」
多田「どういうことっすか? 昨日、ライブの設営してくれるって言ったっすよね?」
GM 「広場には設営の約束をしたおじさんがいないので事情がわかりませんね」
工藤「ちょっと祭のスケジュールを教えてください。何をするんですか?」
GM 「決まったスケジュール表はありませんが, 日が沈むぐらいにはじまり, そこから盆踊りや屋台めぐりを行い, 日が沈んだ7時半ぐらいに淵へ行きます. 淵は崖の下を川が流れてるイメージです. そこで毎年30本の泣きこけしを投げ入れます」
工藤「今年は泣きこけしが足りていませんがどうするんですか」
GM 「普通のこけしで代用すればなんとでもなるだろうとこの人が思っています」
工藤「広場にいる人のお子さんはどうしてらっしゃるんですか?」
GM 「広場にいる中では子供がいる人はいません」
工藤「子供いない話に突っ込むのはマナー違反っぽいなぁ。じゃあとりあえず『連絡ミスがあったみたいなんですけど, このミュージシャンの舞台を作らなきゃいけないんですよぉ』」
GM(村人)「何かするんですか?」
工藤「泣きこけしの歌を歌うって話になってます」
GM 「うーん, メタな話をすると前回のおじさんは言いくるめられた後, アイデアロールに成功して『いやいや、常識的に考えてありえないだろ』と正気にかえりました」
一同「笑」
GM 「ですから, この二人も言いくるめても後に正気に帰ります. 本気で設営させたければ説得ロールで数時間かけてちゃんと説得してください」
工藤「じゃあ説得でステージを作らせます!」
GM 「説得は本当に時間がかかるので15時半ぐらいまでかかりますがいいですか?」
多田「いいんじゃないやることないし」
工藤「いや, 僕らが駄菓子屋に行くって手もありますよ. でも僕は多田さんのプロデュースがしたいんで」
GM 「では説得で判定してください」
工藤「成功」
GM 「おめでとうございまーす。えんえんと解き続けた貴方は最終的に成功し、ステージ作成を確約させることに成功しました」
多田「どうしてこうなったw」
工藤「よし, 俺はここでこいつらを説得してるから, お前は曲の練習でもしてろ」
八潮「説得してる最中なのに曲の練習はじめるとか挑発みたいだw」
工藤「広場組おわりでーす」

あきんど「では図書館を調べ終わった組が駄菓子屋にいきます」
GM 「おばあさんがのんびりと眠そうにしてます. 何聞きます?」
羽川「神かくしの詳細を聞きたい。神かくしはどんな事件でした?」
GM 「おばあちゃんは神かくしで自分の子供をなくしているため, 悲しそうな顔で話しはじめます. 本当に何がおこったかわからなかったそうです. 8月20日の午後10時ぐらい, それぞれの家にいた子供たちが一斉にいなくなりました. どの子供も大人が少し目を話している隙に一瞬で消えています」
羽川「時間は大体一緒?」
GM 「はい」
工藤「これ人類の力こえてるなぁ。。。」
あきんど「山狩とかはしましたか?」
GM 「はい. 特に警察は組織的な犯罪を疑っていたため, 色んな人に聴きこみをしましたが最終的に迷宮入りしました」
羽川「消えたのはみんな20歳以下? 20歳以下で消えなかった子供もいる?」
GM 「はい, みんな20歳以下で, 消えなかった子供はこの村にそのとき村にいなかった子供だけです」
あきんど「帰りたい」
羽川「すごい怖いんだけどこれw. そのとき被害に合わなかった子供は返ってきてしばらく村にいたんですか?」
GM 「はい. そして翌年からこの時期に祭を行うようになりました」
羽川「そのときの泣きこけしの数は30?」
GM 「はい」
剛田「あー」
工藤「まずい」
あきんど「足りない。。。」
多田「俺達の最適行動は, 工房で延々こけしを作ることかw」
八潮「今, 全力で作ってるよ!」
工藤「もう間に合わない死んだw」
あきんど「つまり23人が亡くなったのは戦災でなくなった孤児の呪いだって考えてるってことですか?」
GM 「はい. 全くそのとおりです」
八潮「あー」
GM 「そこまで話したおばあさんはそういえば君たちも子供だということに気づきました. 神社にいってお祓いをしてもらったらと勧めてきます」
多田「おばあちゃん優秀ー!」
GM 「この村には亜子神社というものがあって, もともと水子の供養のために色々やっていました. あなたたちもそこでお祓いすると死相も抜けるだろうと行ってきます」
羽川「おばあさん、この辺で子供の声聞こえたりしない?」
GM 「おばあさんはよくわからないという顔をします. そして, その話を聞くとおばあさんはちょっと必死そうな顔で亜子神社に行って来いといいます」
あきんど「では, こけし工房と広場を経由してみんなに声をかけつつ神社に向かいます. 今何時ぐらいですか?」
GM 「15時半ですね」
八潮「じゃあ俺らはこけしを更に1本ぐらい作れてる?」
GM 「そうですねw」
あきんど「では一刻もはやくこけし工房に知らせていきます」
工藤「そうすると二人が取り憑かれたようにこけしを作っているw」
八潮「お前らもどうだ!楽しいぞ!」
あきんど「この二人にお祓いにいかないとやばい旨を伝えます」
八潮「こいつが必死そうなんで俺も行きます。もらう分の2本を肩に担いで出発します」
剛田「こっちは自分の分を1本持って, 2本置いていきます」
あきんど「では, この4人で広場へ向かいます」

工藤「そう、そこにギターは向こうに置いてくださーい。ステージには一人で立つので広さはいらないですー」
一同「笑」
GM 「では, この辺に舞台ができましたw」
あきんど「ここで俺が血相を変えて, お祈りにいかないとやばいと伝えます」
工藤「別に祈ってもいいんだけど, 呪いの射程範囲まで逃げる選択肢はないの?」
羽川「でも, 詳しい範囲は聞いてないんだよね」
工藤「お祈り加護を受けつつ道沿いにダッシュすれば二重に加護がついて死にづらくならないかな」
あきんど「僕はこの谷にこけしを流さないとやばいと思ってるんで」
多田「でも俺は歌を歌うから残るぜ」
工藤「悪い!祭り行こう」
八潮「俺も自分が作ったこけしの行く末を見届けたい」
工藤「じゃあみんなでお祈りにいきます」
八潮「ではこけしを配布して, 全員装備します」

今や漠然とした幽霊への怯えは, かなり具体性を帯びた呪いへの恐怖と変わりました. 果たしてパーティーは生き残ることが出来るのでしょうか?
その3へ続きます.